『夏は焼かなあかんで!』

『夏は焼かなあかんで!』

就職したアパレルメーカーには、キャラが立った先輩、上司が多くいた

九州の工場研修を終えて東京に出社した時はすでに夏

初めて挨拶した上司は、白い麻のスーツにブーツ
工場と宿舎な往復だけだった青白(?)
私を見て曰く
「夏はバシッと焼いてキメなあかん!」

デザイナーであり、元プロミュージシャンでもあったこの上司とは、それほど多くの設定は無かったが、その印象深い人だった

「せっかくアパレルメーカーに入ったんだから、服を楽しまなあかん」
上司の言葉と共に思い出すのは、初対面以来、よく見た麻の服

ビビットな麻といえば、BATEMAN「WINBLEDON COLLECTION」
で仕立てたジャケットやスーツ

服の楽しさを味わえる一着

既に鬼籍に入った上司、今でも服を楽しんでいることだろうか?