Tailoring by the method of Japanese artisan
WILBEEがある東京・下町エリアは、元来職人の町でもありました。
服作りに関しても、個人で営むテーラーや職人、
小規模な縫製工場が多く存在していました。
そこでは、日本の職人ならではの技術と感性・美意識に裏付けられ、
本場イギリスやイタリアにも引けをとらない、
高いクオリティーを持った服作りが行われていました。
時代の変遷と共に、その技術を継承する職人・工房は、極めて少なくなりました。
わずかに残った技術との出会いを通して考えたことは、
失われつつある職人の手法を活かして、現在(いま)の服を作りたい
生まれ育った下町(ここ)ならではの服を作りたい
ということでした。
他のどこにもない、オンリーワンの服を作る。
WILBEEの拘りです。
特徴的なディテールの紹介
ステッチ
分かりやすい特徴として、ステッチ(写真)。通常はAMF等のミシンを使うのが殆どですが、ハンドステッチを施しています。手作業特有の柔らかな味わいがあり、これだけで、人の温もりを感じる服になります。また、ミシンよりも、使える糸のバリエーションが増えるので、まさにオリジナルな服ができるのです。
この他にも・・・
「観音開き」の裏地付け(写真)や、目に見えない芯地などの付属にも、既製服や通常のオーダー服には無い手法を用いています。これらの特徴は、主にサルトリア仕立てにわかり易いものですが、服作りにおける基本や、その手法は、カスタム仕立てにも充分に反映されています。